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エミコ(emico)

Author: エミコ(emico)

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NEWSとテゴマスを絶賛応援中。
このブログでは、増田貴久くんのことを中心に、NEWSやテゴマスのお仕事、作品について語っています。

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ストレンジフルーツ Chapter2
20130601d
<映像>
教室

千葉とハリー
黒板を使いながら、作品について相談している。

モリシタと美晴も、何やら楽しそう。

屋上でカメラを構えるカナ。



それは一度しか作ることができない
それは2人で作る


Chapter 2
7月20日
第1回ピクニックの日。

定点カメラをチェックする千葉に話しかける美晴。
美晴の質問に、丁寧に答える千葉。
千葉は、美晴の顔色が悪いことを気にして、薬を取ってくるとその場を去る。

舞台には、カナと美晴だけが残った。
カナは、美晴のお腹に命が宿ったことに気が付く。
人見知りがちなカナだけど、明るい美晴に、友達と言われ、嬉しくなり、自分とカメラとの出会いを話し始める。

親がいなくて施設で育ったこと。
夜の公園でひとりで遊ぶのが好きだったこと。
そこで、少し年上のカメラを持った男の子と出会ったこと。

2人で写真を撮りあって遊んだことがカメラとの出会いだったと話した。

その話をする最中、校舎の壁がスクリーンとなって、幼いカナと少年の物語が影絵で上映された。
繊細でかわいらしいシルエットが、幼くして心に痛みを抱えていたカナをやさしく包み込んでいた。

カナは話を続けた。

時々、親を亡くした悲しみがフラッシュバックして、泣いてしまったこともあったけれど、その男の子が、
「よーい、アクション」
「僕の作り話の中だから、大丈夫だよ。こわくないよ」
って。

その少年こそが、ようちゃん。千葉だった。
カナと千葉は、幼いころから一緒だった。

カナがカメラを始めるきっかけを作ったのは、千葉。
カナの悲しみを物語の中に閉じ込めることで、現実のつらさを和らげてくれたのも、千葉。

千葉が薬を持って、戻ってきた。
美晴は薬を受け取り、校舎の中へ入っていく。

すると、校庭に音楽が流れてきた。
「千葉くーん」
ハイテンションな犬飼が走ってやってくる。

ここからの数分、「ストレンジ・フルーツ」で唯一と言っていい、なごみシーン。
犬飼くんのアドリブが回を追うごとに自由になっていった。

私が観たある日は、「千葉くーん」と連呼しながら、犬飼が千葉を指で突くようにして追いかけたり、「ピンポンパンポーン、千葉くん、千葉くん、いますか?」と目の前にいる千葉を探したり・・・。

このシーンの千葉には、「まっすー」の顔が見え隠れする。
犬飼の奇妙な行動に、自然とこぼれる笑みは、それまでのチャプターの表情にはなく、そのギャップに乙女心はくすぐられてしまう。

7月という設定もあって、衣装もTシャツ。
重い上着を羽織っていた冬の表情とは、全然違う。
引き締まった胸の筋肉が薄いTシャツから透けて見えるよう。

犬飼は、ミュージシャン。
最後のチャンス!!、と、このプロジェクトに参加した。
そして、ようやく楽曲が完成したのだ。
その喜びで興奮している。けれど、喜びと同じぐらい、いや、それ以上に、評価されることへの恐怖を感じている。
千葉が「いいと思う」と褒めても、落ち着かない。
「久良間さんタイプ苦手なんだ。スーツ着ている時点でだめだ・・・」
ナーバスになる犬飼を千葉は励ます。

「君は、いい人だね」
「よく言われる」
「僕は言われない」
「その方がいい。アーティストは、いい人じゃだめなんだ」

物語の終盤からは、信じられないくらい千葉は、温和で、「いい人」。
でも、すでに、自分の行く先を見つめている。
「いい人じゃ、だめだ」と。

そこへ、ハリーや、他のメンバーもやってきた。
左右、ふたつのグループにわかれて、お互いの作品についてなど、和やかな会話がはじまる。

千葉とハリーと犬飼は、ビデオカメラのすぐよこで。
ハリーのコンセプトシートを読みあげ、普通じゃやらないことをやるというプランについて語る。
合間に、ハリーと犬飼が順番にレンズをのぞきこんで、おちゃらけた姿で映ってみせ、千葉に叩かれたりなんていう遊びもあったり。

モリシタとアキオは、美晴に、過去の作品ファイル見せてもらっている。

それぞれ別の会話。
ところが、突然、その二つの会話がひとつになった。

「時間は戻らないから」

そして、その瞬間をカナがポラロイドカメラで焼き付けた。

この物語にでてくるいくつかのキーワードのうちのひとつ「時間」。
“この一瞬”
“今、ここで”
“永遠に焼き付く”

ここでは、物語を逆再生にしている舞台なのに、「時間は戻らないから」という言葉を強調させた。
戻らないから、やるしかない。
戻してみたら、何が見える?


カナが何かが起きることを感じて、シャッターを押したという写真に、一同、驚く。何かが写っているわけじゃない。音は写らないし。でも、その時の空気感は確かに写っている。
カナの天才ぶりを、みんなが共有した。
(でも、ここでも、ひとつ疑問。ポラロイドは、その一瞬を撮るのには、不向きだと思う。けれど、その場ですぐ作品になるという点で、次への展開につなげられるのは、ポラロイドということになるのだろう。)

カナのアーティストとしての嗅覚があまりにすごいので、ハリーたちは、カナを褒め称えた。
けれど、千葉は、その輪から少し距離を置いた。それまで、仲間たちの輪に積極的に入っていたのに。
ただ、ハリーたちが、調子に乗って、カナを胴上げしようと言い出したら、千葉は慌てて、止めにはいった。
そこへ、久良間と海老沢。
いよいよ、校庭で、品評会がはじまる。

なぜか、レジャーシートが敷かれ、久良間は、サンドイッチが入ったバスケットを置いた。
「まるで、ピクニック」
カナが言った言葉を面白がった久良間は
「品評会なんて堅苦しい。ピクニックと呼ぼう」
と言い、品評会はピクニックと名付けられた。

久良間が持ってきたサンドイッチ。
毎回、ピクニックが始まると、サンドイッチが登場する。
最後のピクニックの時でさえ。
何とも気味が悪い。
何のために、でてくるのか、ちっともわからない。
エキセントリックな人が日常を持ち込むことほど不気味なことはない。


カナの写真を見つめる久良間。
「音楽をとめてくれ」
「写真が穢れる」
と言った。
流れていたのは、犬飼の音楽。
犬飼の作品は、流れつづけていることに意味を持たせている。
止めてしまったら、その作品は死ぬ。
「時間に価値があるんです」
犬飼は、慌てて、説明をするが、久良間は、すべて跳ね除ける。
ついには、自ら、犬飼の音楽を止めに行ってしまった。

更に、久良間は、千葉に意見を求める。
「お前の評価にも影響する」
と脅して。
そして、千葉は、犬飼の音楽を否定した。
「いいと思うよ」と言った笑顔の千葉は消えていた。
千葉の否定が引き金となったのか、犬飼の脱落が決まった。
脱落なんて、最初のルールにはなかったはずなのに、久良間の思いつきで、ピクニックのたびに脱落者が出ることになってしまった。
生き残りゲームと化したこのプロジェクト。
参加者たちに緊張が走る。
「そんなことしたら・・・」
「まともでいられなくなる」
生き残ることを楽しめと言葉を残し、久良間は去った。

千葉は自分の責任を感じて、犬飼に謝る。
ハリーは千葉を責めたてる。
犬飼は神経をとがらせていく。
そんな空気をカナは全く読まず、犬飼にカメラを向けた。

「バカにしてるの?」
「殴ってやろうか」

犬飼がかろうじて残していた冷静さは、カナのシャッター音で消滅し、カナに食って掛かっていく。
相手が女だからって容赦せずに、拳をつきあげようとする犬飼の態度は、彼の心の脆さを露呈した。

一方のカナは、怯まない。
「何を怖がるの?」
「私が天才だから?」
犬飼の気持ちを逆なでするようなことを次から次へ言う。
その言葉は、いつしか、犬飼よりも、むしろ、その向こうにいる千葉に突き刺さっていた。

「才能が欲しいなら、そんなの無理やり作るの」
「悪魔に魂売ってでも。」
「心が痛くなるようなことすればいい」
「人間のままでいたら、手に入らない」

千葉は、胸を抑えるようにして、うずくまって、苦しむ。

去っていく犬飼に
「音楽、やめちゃう?」
と涙声で聞く千葉。

結局、犬飼は、ギターを置いて、門を出て行ってしまった。


ステージには、カナと千葉の二人。
カナは千葉に言う。
「絶対、脱落しないで。」
「私の心臓、もたないかもしれない。」

残されたわずかな時間で、才能を手に入れる。
悪魔に魂を売ってでも。
間違ったことをしてでも。

カナに追いつくために。
最後の日をふたりでむかえるために。

「それは、2人で作る」



「ありがとう」
カナのこの一言で、Chapter2は、幕を閉じた。

そして、物語は、最後の巻き戻し。
Chapter1へと遡る。

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